
外出先でインターネットを利用する際に便利な「ポケットWiFi」。
ポケットWiFiの魅力は、無線通信を利用してどこにでも持ち運べる点です。
しかし、無線通信の不安定さが気になり、ポケットWiFiを有線接続で利用したい方もいるのではないでしょうか。
ポケットWiFiを有線で接続できれば、通信速度や安定性のパフォーマンス向上が期待できます。
今回の記事では、ポケットWiFiを有線接続する方法から、使用時のメリット・デメリットまでをご紹介させていただきます。
記事を最後まで読めば、ポケットWiFiを使った有線接続の疑問が解消し、快適なインターネット環境を整えられるでしょう。
ぜひ参考にしてください。
目次
ポケットWiFiを有線で接続する方法
ポケットWiFiを有線で繋げるには、以下の2つの方法があります。
- LANケーブルで接続
- USBケーブルで接続
それぞれケーブルの詳細と、接続方法について紹介していきます。
①LANケーブルで接続
一つ目の方法は、LANケーブルを使った接続方法です。
LANケーブルとは、インターネット接続やデータ送受信の際に、端末同士を繋ぐケーブルを指します。
LANケーブルでポケットWiFiと電子端末を繋げれば、無線を使わずにインターネットが利用できるのです。
必要なもの
LANケーブルを使った接続方法には、クレードルが必要です。
クレードルとは、ポケットWiFiをセットして接続する、スタンド型の拡張機器をいいます。
ポケットWiFiにはLANケーブルを接続する場所がないため、クレードルを通して有線接続を行なうのです。
クレードルはポケットWiFiに付属していませんが、追加オプションで購入することができます。
ポケットWiFiの契約時に申し込める場合が多いため、有線接続を考えている方は別途で申し込みましょう。
ネット通販サイトでもクレードルの購入は可能ですが、利用しているポケットWiFi専用のものにしか接続できないので注意が必要です。
クレードルがない機種は、LANケーブルによる有線接続ができないのでこちらも一緒に覚えておきましょう。
接続の手順
ポケットWiFiをLANケーブルで接続する手順は、以下の通りです。
▼手順1:ポケットWiFiをクレードルに置きLANケーブルを接続
ポケットWiFiをクレードルに置きましょう。
そして、クレードルの裏面にある差し込み口にLANケーブルを繋ぎます。
▼手順2:クレードルと接続したい端末をLANケーブルで繋ぐ
有線接続したい端末と、クレードルをLANケーブルで繋げます。
インターネットの利用が確認できたら、接続完了です。
②USBケーブルで接続
ポケットWiFiを有線で接続する二つ目の方法は、USBケーブルを使った接続です。
USBケーブルの有線接続は、接続したい端末にUSBの差し込み口がある場合のみ可能となります。
また、接続する際の注意点として、差し込み口の形も確認しましょう。
USBケーブルには様々な形状や種類があり、利用する機器によって差し込み口の形が異なります。
差し込み口に対応したケーブルがわからない場合、違う種類のケーブルを用意してしまう可能性があるので注意が必要です。
事前準備で失敗しないように、USBケーブルの種類を紹介するので、適切なケーブルを用意してください。
必要なもの
USBケーブルには、「充電用」と「通信用」の2種類があります。
ポケットWiFiをUSB接続させるには、通信機能のあるUSBケーブルが必要です。
パソコンに接続できる「USB Type-A」や、iPhone、iPadに接続する「Lightning」など、端末によって種類が変わるので事前に確認しておきましょう。
またUSBケーブルが短いとコードが煩わしくなるため、長めのケーブルを用意しておくと便利です。
接続の手順
ポケットWiFiをUSBケーブルで接続する手順は、以下の通りです。
- ポケットWiFiにUSBケーブルを接続
- ポケットWiFiと接続したい機器にUSBケーブルを差し込む
- インターネット接続がされれば接続成功
以上が、ポケットWiFiをUSBケーブルで接続する手順になります。
USBの接続はLANケーブルの接続と違い、クレードルを使う必要がありません。
ポケットWiFiにはUSBの接続口がついているので、接続先の端末と直接繋ぎましょう。
補足として、初めてUSBをパソコンに繋げた場合、USBドライバーの自動インストールが行なわれる可能性があります。
自動インストールが開始されたらドライバーを実行し、指示に従って「OK」や「実行」ボタンを押していきましょう。
【メリット】 有線のポケットWiFi
ポケットWiFiの有線接続で、得られるメリットには以下の二つがあります。
- 無線より通信が安定する
- 有線特有の対応ができる
それぞれ順番に解説します。
無線より通信が安定する
有線接続の一つ目のメリットは、安定した通信が可能になる点です。
ポケットWiFiを使用している時に「たまに通信速度が遅くなる」と感じる瞬間はないでしょうか?
ポケットWiFiの無線接続は、障害物や電波干渉に弱いため、まれに通信が不安定になってしまうのです。
しかし、有線接続では無線のデメリットを解決し、以下の効果を発揮します。
- 電波を遮る障害物の影響を受けない
- 電波干渉による速度低下が起こらない
それぞれ、詳細の理由を説明します。
障害物影響
有線接続は周りに障害物があっても、安定した通信が可能になります。
直接ケーブルを介して通信しているため、障害物の影響を受けにくい傾向にあるのです。
無線接続の場合、通信が不安定になる原因の一つは電波を遮る障害物にあります。
特に、コンクリートや鉄は電波を遮りやすいため、ビルの密集地帯では通信が遮断されたり、動画が止まったりする障害が起きてしまいます。
一方、有線接続であれば、周囲の障害物の影響を受けずに安定した通信状態を確保できます。
いつでも安定した通信でインターネットが利用できる点は、大きなメリットといえるでしょう。
電波の干渉
ポケットWiFiを有線接続すれば、電波干渉による速度低下も起こりません。
有線で直接ケーブルが繋がっている時は、電波干渉の影響を受けにくいのです。
本来周りの電子機器で電波干渉が起こると、ポケットWiFiの通信速度は落ちてしまいます。
ポケットWiFiの周波数帯には、コードレス電話や電子レンジと同じものが使われているので、周波数帯が同じ電子機器が多いほど電波干渉も起こりやすくなるのです。
しかし、有線接続であれば、他のWiFiや電子レンジと一緒に利用しても通信速度の低下には繋がりません。
ポケットWiFiの利用中、電波干渉の不便さを感じていた方は大きな変化を得られるでしょう。
有線特有の対応ができる
もう一つの大きなメリットは、有線ならではの柔軟な対応ができる点です。
無線接続と比較して、得られる内容は以下の三つです。
- 通信速度が向上する
- 古い端末をネットに繋げられる
- セキュリティ対策を強固できる
それぞれ順番に解説します。
通信の速度
有線接続では、通信速度のパフォーマンスが向上します。
無線接続のデメリットである電波干渉や障害物の影響がなくなるため、結果的に通信速度の向上も期待できるのです。
また、無線接続と比べて、有線接続は操作のタイムラグも減少する傾向にあります。
瞬間的な操作を競うオンラインゲームや、読み込みの遅い高画質な動画視聴も、より快適に楽しめるでしょう。
古機種対応
古いノートパソコンやデスクトップパソコンの中には、WiFi機能に対応していないタイプが存在します。
WiFi機能が搭載されていなければ無線も使えないため、外出先でのインターネット利用ができないのです。
しかし、有線接続を行なえば、インターネットまでの接続役をポケットWiFiが担ってくれます。
無線の機能がない古いパソコンや、購入したばかりで無線の設定ができていないパソコンでも、WiFi利用ができる点は魅力といえるでしょう。
安全性向上
有線接続を行なえば、セキュリティ面の強化も可能です。
無線接続は、独自の暗号化技術を用いてインターネット通信を行なっています。
しかし、無線接続では不正アクセスのリスクが避けられないので、パスワード設定がされていない個人ページのアクセスに不安が残るでしょう。
有線接続であればケーブルを通した通信になるため、他人に不正アクセスされる心配もありません。
無線接続よりもセキュリティレベルが上がるので、安心感をもって利用できるでしょう。
【デメリット】有線のポケットWiFi
無線接続と違ったメリットがある有線接続ですが、以下二つのデメリットも存在します。
- 手軽に持ち運びが不可能
- 専用道具の費用がかかる
それぞれ順番に解説します。
手軽に持ち運びが不可能
有線接続の一つ目のデメリットは、接続した機器が手軽に持ち運べない点です。
ポケットWiFiを有線接続すると、接続された機器はケーブルで常に繋がっている状態になります。
そのため、ポケットWiFiの魅力であった、手軽さが失われてしまうのです。
移動の際に持ち運びづらくなるだけでなく、使用する時の可動範囲もケーブルの届く範囲までに限定されます。
無線接続に慣れていた方からすると、「使い勝手が悪くなった」と感じてしまうでしょう。
専用道具の費用がかかる
二つ目のデメリットとして、専用道具に購入費がかかる点も挙げられます。
ポケットWiFiを有線接続するには、LANケーブルやUSBケーブルが必要です。
ケーブル類はネット通販や家電量販店なら、500~1,000円程度で購入できます。
高額な買い物ではありませんが、対応したケーブルを持っていない場合は追加購入をしなければいけません。
また、LANケーブルを使って有線接続するには、クレードル(スタンド型の拡張機器)の別途購入も必要です。
クレードルは、ポケットWiFiの契約時やネット通販で手に入りますが、大体2,000~4,000円ほどの費用がかかってしまうでしょう。
契約するサービスによっては、専用道具が付属品として提供される場合もあります。
しかし、契約先は付属品だけでなく、その他のサービス内容も加味したうえで決めなければいけません。
専用道具を自分で用意する場合は、費用がかかるだけでなく適切な機器や部品を選ぶ知識も必要なので、情報を調べる時間もかかるでしょう。
専用道具に初期費用や購入時の手間がかかる点は、有線接続のデメリットといえます。
有線と無線の同時接続はできるの?
ポケットWiFiは、有線と無線を同時接続する便利な使い方が可能となります。
同時接続する方法は、とても簡単です。
使用したい端末を有線で繋いでいる状態で、他の端末で無線接続を行なうだけです。
ですが、有線と無線を併用にはメリット・デメリットがあるのでそれぞれ以下で説明します。
両方を併用するメリット
一つの端末を有線で利用している場合でも、無線を併用して複数端末を同時にインターネットへ接続できます。
また、用途別に接続方式を割り振れるので、有線・無線の長所が効率良く発揮されるのです。
例として、ノート・デスクトップパソコンの二つを所持している場合、仕事で使うデスクトップパソコンは有線で繋ぎ、サブで使うノートパソコンを無線で利用するといった使い分けができます。
通信量や通信速度を必要としている際や、ネットサーフィンや趣味で利用したい場合など、有線接続と無線接続を使い分ければポケットWiFiを効率よく使えるでしょう。
接続する端末の組み合わせ次第では、ポケットWiFiの使用で通信の不安定さに悩んでいた方の悩みも解消できるはずです。
併用する際のデメリット
有線と無線を併用するデメリットは、条件によって通信速度が低下する点や通信量が圧迫される点です。
ポケットWiFiは、インターネットに同時接続できる端末の数に制限があります。
ポケットWiFiの性能によって接続台数が限られているため、複数の端末が同時接続すると通信速度が低下する可能性があるのです。
家族が多く、複数端末の接続が予測できる場合は、事前に接続数をチェックしてから利用しましょう。
また、有線・無線の同時接続をすると、接続している端末全てで通信量を分け合うかたちになるため、容量の減りが大きくなります。
上限を超えた場合も通信速度は遅くなるので注意が必要です。
有線接続ができない場合の対処方法
ポケットWiFiの有線接続が繋がらない場合、以下の二つの方法を試してみてください。
- 端末再起動を試す
- ケーブルを変える
具体的な対処法についてご説明します。
端末の再起動を試す方法
有線接続ができない際は、端末の再起動を試してみましょう。
ポケットWiFiや接続機器は、長時間の使用で不要なデータが蓄積されていきます。
不要なデータは溜まった分だけ負荷がかかるため、端末が正常に動かなくなってしまうのです。
また、再起動は溜まったデータの処理だけでなく、端末の熱を下げる狙いもあります。
長時間の使用によって端末が発熱すると、システムに不具合が起こってしまい正常に動作しません。
一度電源を切ってしまえば放熱できるため、端末を再起動するだけでも改善するケースは多いです。
一時的な接続トラブルであれば、ポケットWiFiと接続機器の両方の再起動を試してみてください。
接続ケーブルを変更する
ポケットWiFiの有線接続がうまくいかない場合、ケーブルの変更も試してみてください。
使用中のケーブルに問題があると、通信状態が悪くなる原因に繋がります。
ケーブルが壊れている、または古くなっている可能性があるので、新しいものへ交換してみましょう。
また、使うケーブルがUSBであれば、種類の選び方には注意が必要です。
接続する端末にケーブルが合っていない場合も、有線接続はうまくいきません。
充電用・通信用といったカテゴリーの違いから、パソコン用・スマホ用などの様々な種類があるため、事前にしっかりと確認する必要があります。
ケーブル選びの判断が難しい時は、電気屋の店員さんに尋ねてみてください。
有線・無線の両方におすすめのWiFi
ここまでの内容で、ポケットWiFiは有線でも無線でも問題なく利用できることを知っていただけたと思います。
通信速度を上げたい際には有線接続を利用し、複数端末を接続したい場合には同時に無線接続を併用するなど利用方法は様々です。
有線・無線をどちらも活用できる環境を作れば、ポケットWiFiを効率的に利用できるでしょう。
しかし、ポケットWiFiで有線・無線を利用するには、それぞれの長所を最大限活かすための、「月額料金」「通信容量」「通信エリア」が必要です。
有線・無線を活用するにしても、料金が高すぎたらコスパは悪くなってしまいますし、通信容量が大きくてもエリアが対応していなければ意味がありません。
そのため、利用しているポケットWiFiのサービスを見て、現在のサービスがベストなのかを今一度確認してみてください。
現在使っているポケットWiFiの性能やサービスが心もとない場合、新しい製品に乗り換えるのも一つの手段です。
ただし、ポケットWiFiはサービスの種類が豊富なので、やみくもに契約を結んでしまってはお金も時間も無駄になってしまいます。
また、数あるサービスから全てのプランを調べるのでは時間も手間もかかりますし、情報収集が苦手な方には不安要素が残ってしまうでしょう。
そこで最後に、おすすめのポケットWiFiである「Trip WiFi」をご紹介します。
Trip WiFiをおすすめする理由は以下の三つです。
- 基本料金無料で追加費用なし
- 月の使用量にベストな通信容量プラン
- 国内のどこでも利用可能なマルチキャリア
「月額料金」「通信容量」「通信エリア」のバランスが取れたポケットWiFiなので、ぜひ参考にしてみてください。
基本料無料で追加費用0
「毎月固定で発生する月額料金に不満がある」方に、Trip WiFiはピッタリです。
Trip WiFiは、基本料金無料のポケットWiFiなので、端末購入後は月額料金がかかりません。
国内であれば、1GB500円・3GB980円・7GB1,980円の三つのプランから選べます。
使わない時は一切料金が発生せずに、必要な分だけアプリでGBを購入するので、自分自身で料金をコントロールできるのです。
またTrip WiFiは契約期間や解約手数料もなく、容量を使い切った後に追加費用も発生しないので安心して利用できます。
無駄なお金をかけずに毎月の料金を節約したい方におすすめのポケットWiFiです。
ベストな通信容量プラン
通信容量は大容量プランになるほど魅力的に見えますが、大事なのは料金とのバランスです。
容量は多いに越したことはないですが、月額料金も容量に応じて上下するため、大容量プランは費用が高くなりがちです。
参考までに、総務省が調査したデータでは、一般的な利用者が1カ月に使う平均通信容量は約7GBとされています。
Trip WiFiは7GBで1,980円とお得な料金プランなので、通常の利用であれば容量的にもベストだといえるでしょう。
国内海外マルチキャリア
Trip WiFiは、「クラウドSIM搭載」のポケットWiFiです。
クラウドSIMは、マルチキャリアに対応した通信技術で、クラウドサーバー上に管理した仮想SIMを利用して通信を行ないます。
本来SIMカードは、契約したキャリアのSIMが通信端末に差し込まれているため、1つの回線でしかインターネットが使えません。
対してクラウドSIMは、キャリアに縛られず「docomo」「au」「Softbank」「Rakuten」といったマルチキャリアへの対応が可能になっています。
電波の受信強度・通信の安定性・使用データ量などを考慮した回線の自動最適化で、どこにいても快適なWiFi環境を用意してくれるのです。
そのため、利用場所や通信対応エリアで悩む心配はなく、常に安定した通信速度でインターネット利用を楽しんでいただけます。
また、Trip WiFiは国外でも利用可能なので、海外の旅行や出張の際にも便利です。
毎回レンタルWiFiを契約するには手間がかかりますが、Trip WiFiがあれば国ごとの面倒な手続きは不要なので、頻繁に海外へ行く方には重宝されるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、ポケットWiFiを有線接続する方法から、使用時のメリット・デメリットについてご説明させていただきました。
有線接続は、LANケーブル・USBケーブル・クレードルなど必要な道具が揃っていれば、すぐにでも繋げられます。
また、有線・無線の同時接続も可能なので、環境を整えればポケットWiFiの良さを残したまま活用の幅を広げられるでしょう。
ただし、有線・無線を併用するには、それぞれの長所を活かすために「月額料金」「通信容量」「通信エリア」のバランスが良いポケットWiFiを選ぶ必要があります。
記事の最後にご紹介したTrip WiFiなら、料金もお得に安定感のある通信でインターネット利用ができるのでおすすめです。
こちらから詳細も確認できるので、気になった方は一度確認してみてください。