近年では、なくてはならない存在となった「インターネット」。
スマートフォンやタブレット、パソコンで動画を視聴したり、SNSで連絡を取り合ったり、インターネットを利用することで、様々なことを楽しめるようになりました。
ですが、インターネットは、サクサク快適に使えなければすべての動作が遅くなり、やがてストレスを生むようになってしまいます。
契約している回線にもよりますが、どの契約会社もデータを制限しており、無限に利用できることはなかなか難しいもの。
そこで今回は、インターネットを利用する際によく聞くデータ容量、「GB(ギガバイト)」のことや、1GBでできること、また自分が利用したデータ通信量の確認方法などをご紹介させていただきます。
GBのことを知って、快適なインターネットライフを送りましょう。
目次
「GB(ギガバイト)」って一体何?
インターネットを利用していると、よく耳にする「GB(ギガバイト)」。
なんとなく口にしている言葉ですが、そもそもGBって何?と聞かれると、答えられないという方も多いはず。
GBとは、簡潔に言うと「デジタルデータのサイズ」を表しています。
コンピュータなどで使われているデジタルデータの量を表す単位に、「B(バイト)」というものがあり、その約10億バイトが1GBです。
小さいほうからB(バイト)、KB(キロバイト)MB(メガバイト)、GB(ギガバイト)、TB(テラバイト)となっています。
因みに豆知識として、1TBは1000GBですが、最近のテレビ録画用のハードディスクなどは1TB以上のものが主流です。
ストレージ容量が128GBのスマートフォン8台分ほどで、とても大きいサイズなのがわかりますね。
意外と知らない「1GBでできること」
キャリア携帯では、以前は1カ月の上限が3GBや5GB、7GBといったデータ通信プランで契約することが多かったのですが、最近では20GBや50GBなど、大容量のデータ通信プランで契約する方も増えています。
WiFiが繋がっている自宅だけでなく、外出先で動画視聴やSNS、また情勢上ビデオ通話などを利用する機会が増えたということもあるのでしょう。
ではそのデータ通信を利用するとして、1GBではどのくらいのことが利用できるのか、利用するパターンごとの内容をみていきましょう。
ネットサーフィンの場合
暇つぶしにニュースサイトを読んだり、お気に入りの通販サイトで買い物を楽しんだりと、日頃からよく行なうネットサーフィン。
このネットサーフィンですが、テキストがメインのサイトを見るのか、画像がメインのサイトを見るのかによってデータ通信量に差が出てきます。
では、どのくらい閲覧すると1GBに到達してしまうのでしょうか?
- テキストメインサイト:約16時間
- 画像メインサイト :約2時間
これは、ページ数で表すと、テキストメインのサイトであれば、ページ数は約4000ページ、画像がメインのサイトでは、約250ページになります。
画像が大きければ大きいほど、読み込みに時間がかかり、データ通信量を消費してしまうからです。
データ通信を節約している時や、WiFiを利用できない時は注意しましょう。
LINE 通話やメッセージ
通話料がかからず、データ通信量だけで会話ができるLINE通話は、話し放題のプランを契約していない方にとってとても便利なものですよね。
ですが、通話料の代わりにGBを使いすぎてしまえば、その月はインターネットを利用しづらくなり、結果イライラしてしまうかもしれません。
では、どのくらい使うと、1GBに到達してしまうのでしょうか?
- メッセージ:約50万通
- LINE通話:約50時間
- ビデオ通話:約3時間半
メッセージのやり取りで、スタンプや画像を交えてしまうと使えるGBはもっと少なくなります。
ですが、テキストだけのメッセージ機能は、どのアプリでも比較的データ通信の容量が軽いので、さほど気にせず利用することができるでしょう。
地図やカーナビの利用
出先で目的地への向かい方がわからなくなったり、食事のためにお店を検索したりと、何かと使うことが多い地図機能やカーナビ機能。
自分の居場所を示してくれるGPS機能は、実はそんなにデータ通信量を必要としません。
では、1GBだとどのくらい利用することができるのでしょうか?
- 地図検索 :約5時間
- カーナビ機能:約10時間
グーグルマップを利用した場合を記載しましたが、ここで気をつけておきたいのが地図の拡大と縮小です。
マップの更新の度にデータ通信をするため、拡大と縮小を繰り返していると、余計にデータ通信を行なうことになってしまいます。
データ通信量を節約するのであれば、不用意に地図を触らないほうがベストです。
また、カーナビ機能は、移動距離にはよるものの、車移動で10分約10~30MBがかかり、そこまでの消費量ではありません。
ですが、航空写真などより鮮明なものにした途端にデータ通信量が多くなります。
自分のGBの残り具合を把握しながら利用することをおすすめいたします。
オンラインゲーム利用
スマートフォンやタブレットで遊ぶゲームを楽しむ場合、1GBでどのくらい遊ぶことができるのでしょうか。
暇つぶしにと、少しの時間だけ遊ぶものもあれば、据え置きのゲーム機のように本格的に遊ぶゲームもあって、プレイ時間も様々でしょう。
そのため、データ通信量はゲームによって違います。
一つだけ言えるのは、初回のアプリダウンロード時や、メンテナンスを終えた後などのアップデート時のデータ通信量の消費がとても大きいということです。
ゲームによっては数百MB利用するものもあり、複数のゲームを同時にダウンロードしたり、アップデートしたりすると一瞬で到達してしまうことでしょう。
更新をする前に、目安のデータ通信量が表示されるので、GBに余裕がない時はWiFi環境で行なうことをおすすめいたします。
YouTube等の動画視聴
動画といえば、なんとなく「データ通信量がとても多く重い」と認識している方も多いと思います。
実際に、YouTubeなどの動画ではデータ通信量を多く使用します。
- 高画質(720p):約1時間
- 中画質(480p):約2時間
- 低画質(144p):約8時間
上記はYouTubeを元にした時間ですが、利用する動画サービスによっては、視聴時間がこれよりさらに短くなったり、長くなったりします。
綺麗な画質で見ようとすれば、おおよそ1時間当たりで1GBに到達すると考えておきましょう。
ただ、最近の動画配信サービスは、使う機種によってデータ通信量を調整してくれるようになっているものが多く、約3時間の視聴が可能な場合もあります。
ミュージック視聴利用
端末に保存して音楽を楽しんでいる方が多い中、無料の音楽ストリーミングサービスで音楽を楽しんでいる方もいらっしゃるかと思います。
一曲聞くだけであれば、そんなに気にするようなデータ通信量ではありませんが、長時間音楽を流したい時もありますよね、
では、どのくらいの曲数で1GBに到達してしまうのでしょうか?
- 低音質:約1000曲
- 中音質:約250曲
- 高音質:約160曲
上記は、Spotifyの場合の曲数です。
勿論、曲の長さによっても前後はしてしまいますが、高音質で一日流しっぱなしにしていると、半日ほどで1GBに到達してしまいます。
データ節約ができる低音質で聞いてもいいですが、音があまり綺麗ではないため、中間の中音質をおすすめいたします。
データ通信量を確認する方法を紹介
様々な利用方法と、利用した時に消費するGBをご紹介させていただきました。
ですが、ご紹介した数値はあくまでも「目安」です。
利用する際のスマートフォンやタブレットの機種、利用する環境によってその都度異なるということを覚えておきましょう。
では、実際利用したデータ通信量を確認するには、どうしたらいいのでしょうか?
こちらでは、iPhoneとAndroid端末、Windowsのパソコンでの確認方法をご紹介いたします。
iPhoneで確認する場合
iPhoneでは、設定画面から「モバイル通信」を選びましょう。
次に、「モバイルデータ通信」の「現在までの合計」という画面で、これまでの累計データ通信量を確認することができます。
さらに、その下に表示されるアプリ一覧で、どのアプリがどのくらいデータ通信量を消費しているかの確認もできます。
Androidで確認する場合
Android端末では、機種にもよりますが、まずは設定画面を開きましょう。
次に、「データ使用量」を選ぶと、その月の「データ使用量」を確認することができます。
さらに「モバイルデータ使用量」を選ぶと、アプリ一覧が表示され、アプリごとのデータ使用量を確認することができます。
Windows PC での場合
Windowsのパソコンでは、まずはタスクバーのWindowsアイコンを選びましょう。
次に、設定→設定画面→「ネットワークとインターネット」を選びます。
メニューから「データ使用状況」を選ぶと、過去30日間のデータ使用量を確認することができます。
データ通信量を気にせずに使う方法
データ通信量を節約しようと思っても、インターネット利用が当たり前の現代では、中々難しいものがあるかもしれません。
では、データ通信量を気にせず、家でも外出先でも快適に過ごせる方法はあるのでしょうか?
今から対策できる方法を、4つご紹介させていただきます。
格安SIMに乗り換える
大手のキャリアでの契約より、安く利用できる「格安SIM」。
こちらには、容量無制限のプランを提供している会社もあります。
動画閲覧や音楽視聴、さらにデザリング利用するにはピッタリですよね。
高速データ通信に対応したデータ通信のみのプランであれば、月額約2,500円で利用することができます。
大手キャリアのプラン
大手のキャリアでも、20GB月額6,000円、30GB月額8,000円といったように、大容量のプランが用意されています。
ただ、前述したように、大手キャリアは料金が高いこと、またデータ通信利用可能容量が少ないのがネックです。
ポケットWiFi を利用
ポケットWiFiを契約して利用すれば、スマートフォンやタブレットでモバイルデータ通信を利用するより、高速で大容量のデータ通信を利用することができます。
契約する会社やプランによりますが、動画を流しっぱなしにでもしない限り、ストレスフリーで快適なデータ通信ができることでしょう。
おすすめのポケットWiFiの製品は?
データ通信量を気にせず利用する方法として、前項では3つの対策をご紹介させていただきました。
その中でもおすすめなのが、「ポケットWiFi」を利用することです。
最近では、格安SIMと併用してポケットWiFiを利用している方も増えています。
では、どんなポケットWiFiなら、快適なインターネットライフをおくることができるのでしょうか?
こちらでは、使いたい分だけチャージして利用できる、「Trip WiFi」をおすすめいたします。
「Trip WiFi」は、一度公式サイトから端末を19,580円で購入してしまえば、後は手続き不要で利用したい時に利用したい分だけのGBを購入すれば、毎月の煩わしい基本料金も無料のWiFiサービスです。
ポケットWiFiを利用している時に起こる悩みの種、電波の繋がりの悪さなども、クラウドSIMを利用した回線の自動最適化で、いつでもストレスフリーな使い心地。
勿論、全国マルチキャリアなので、例え利用しているスマートフォンやタブレットが圏外のエリアであっても、こちらの「Trip WiFi」に切り替えれば利用できてしまうのも助かります。
また、国外もマルチキャリアなので、海外旅行の際にも利用することができます。
その際、主要ハブ空港でも利用できるため、海外旅行中によくある「経由する国に一旦着いてもポケットWiFiが利用できない」という悩みにも「Trip WiFi」は対応してくれます。
さらに、海外プランのご利用可能エリアが同一であれば、追加料金がかからないという点も海外旅行が好きな方には嬉しいポイントです。
一度使ってしまうと、レンタルポケットWiFiを使っていた時の自分に教えてあげたくなるくらい便利なポケットWiFi「Trip WiFi」。
こちらの記事でも、他社WiFiとの製品の違いやおすすめのポイントを記載しています。
気になる方は、一度ご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
1GBあれば、SNSでのやり取りや、ニュースなどの文字がメインのサイトの閲覧、地図の利用などは、十分に対応できることがわかりましたね。
対して、同じ1GBでも、動画閲覧や音楽の視聴などを始めると、なかなか思ったように利用できないということも判明しました。
契約している会社の大容量データ通信プランを契約しなおせば、快適にインターネットを利用することができます。
しかし、そうすると通信費がかさんでしまうといったデメリットが発生してしまうので、できるだけWiFiをうまく利用していきたいところです。
外出先でこれからもデータ通信を沢山使うという方は、今後のためにもポケットWiFiの導入を検討してみるといいでしょう。