インターネットの回線は、モバイルWiFi(ポケットWiFi)と光回線の2つに分かれています。
ネット環境を整えるにあたって、どちらの回線を選べば良いかわからない方も多いでしょう。
それぞれの回線は一長一短の特徴があるので、自分のライフスタイルに合わせた選択が必要です。
今回の記事では、モバイルWiFi(ポケットWiFi)と光回線の違いから、それぞれのメリット・デメリットまでをご紹介させていただきます。
記事を最後まで読めば、自分に向いている回線がわかり、ライフスタイルに合わせた選択ができるでしょう。
是非、参考にしてください。
目次
モバイルWiFi(ポケットWiFi)と光回線の違い
モバイルWiFiと光回線、2種類の回線の違いは以下の通りです。
モバイルWiFi(ポケットWiFi)と光回線の比較表 | ||
モバイルWiFi(ポケットWiFi) | 光回線 | |
料金相場 | ◯ 1Gbps |
◎ 1~2Gbps |
工事の有無 | なし | あり |
持ち運び | ◯ | × |
通信の安定度 | △ | ◎ |
データ容量 | ◯ | ◎ |
モバイルWiFi(ポケットWiFi)は、無線回線なので工事不要でインターネットを利用することが可能です。
外出先でもインターネットを使える点は魅力的ですが、有線ケーブルを使っていないため、通信の質は電波状況に依存します。
光回線は固定回線のため、有線ケーブルを自宅に引いてインターネットに接続します。
モバイルWiFi(ポケットWiFi)と違って持ち運びができないため、自宅での利用がメインとなるでしょう。
また、無線回線に比べて安定性が高く、通信量の上限がない点も特徴となります。
それぞれのメリット・デメリットやどんな方に向いているのかを含め、さらに詳しく説明していきます。
モバイルWiFi(ポケットWiFi)とは何なのか?
モバイルWiFi(ポケットWiFi)とは、外出先でもインターネットが使える、持ち運び可能な通信端末のことを指します。
正式名称は「モバイルWiFiルーター」ですが、多くの方が通称として「ポケットWiFi」と呼んでいます。
スマホやノートパソコンに接続させることで、電波が届く場所であれば室内・出先と関係なくインターネットを利用できます。
利用方法には、長期契約や短期レンタルがあり、目的に合わせてサービスを選択することが可能です。
モバイルWiFi(ポケットWiFi)のメリット
モバイルWiFi(ポケットWiFi)には、3つのメリットがあります。
- 月額利用料金が安い
- 外出先でも利用可能
- 工事不要で利用可能
上から順番に、解説させていただきます。
月額利用料金が安い
光回線と比べて月額料金が安い点は、モバイルWiFi(ポケットWiFi)のメリットです。
一般的な光回線の月額料金は、目安として5,000~6,000円ほどかかるため固定費が高額になります。
一方、モバイルWiFi(ポケットWiFi)では、プランによって月額2,000~4,000円ほどで利用できるため、光回線と比べてリーズナブルなのです。
通信費の節約にもなるので、少しでも負担を抑えたい方にとって、料金の安さは大きな魅力的といえるでしょう。
外出先でも利用可能
モバイルWiFi(ポケットWiFi)ならではメリットとして、外出先でインターネットを利用できる点が挙げられます。
手軽に持ち運びが可能なので、対応エリア内であれば、場所を選ぶことなくパソコン・スマホでネット接続が可能です。
外出先でWiFiに繋げれば、スマホのデータ通信量も節約できるため、出先でインターネットを利用したい方にぴったりといえるでしょう。
工事不要で利用可能
モバイルWiFiの最後のメリットは、工事不要ですぐに利用できる点です。
モバイルWiFi(ポケットWiFi)は無線回線を利用しているので、端末を受け取ったその日からインターネットに接続することができます。
また、引越し先でも手続き不要で利用可能な点も大きな魅力でしょう。
光回線の場合は工事が必要なため、引っ越しの際に一度回線を解約してから新たに契約し直す必要があります。
その点、モバイルWiFi(ポケットWiFi)には、面倒な手続きが必要ありません。
簡単な設定ですぐに利用できるので、早急にインターネット環境が必要な方に重宝されます。
モバイルWiFi(ポケットWiFi)デメリット
モバイルWiFi(ポケットWiFi)のデメリットは、以下の3つです。
- 通信速度が光回線より遅い
- 通信データ量に制限がある
- 対応エリアが決まっている
それぞれ、順番に解説させていただきます。
通信速度が光回線より遅い
モバイルWiFi(ポケットWiFi)の通信速度は、光回線に劣ります。
光回線は有線で繋がっている分、通信速度が速く安定しているのです。
反面、モバイルWiFi(ポケットWiFi)は、基地局(電波を中継する装置)からの電波を無線でキャッチしています。
スマホや携帯電話と同じく、通信速度が電波状況に左右されるため、注意が必要です。
通信データ量に制限がある
通信データ量に制限がある点も、モバイルWiFi(ポケットWiFi)のデメリットです。
モバイルWiFi(ポケットWiFi)のほとんどは、月々の利用量に制限があります。
契約するプランに月間データ利用量の制限があり、定められた容量を超過すると通信制限がかかるのです。
制限の種類は、「1カ月〇GBまで」といった月間の制限と、「3日で〇GBまで」のような、短期制限の2つに分かれます。
どちらも制限がかかると通信速度が大幅に遅くなってしまうので、注意が必要です。
一定期間が過ぎれば制限は解除されますが、日常的に高画質な動画を見る方や、オンラインゲームが趣味の方は要注意なので、覚えておきましょう。
対応エリアが決まっている
モバイルWiFi(ポケットWiFi)は、電波が届かない場所では利用できません。
機種によって利用できる対応エリアが決まっているため、エリア外だと快適な通信ができないのです。
また、障害物にも弱い特徴があるため、エリア内であっても電波状態が悪くなるケースも少なくありません。
周りにコンクリートや鉄など、電波を遮りやすい素材がある場合は注意してください。
モバイルWiFi(ポケットWiFi)が合う人は?
モバイルWiFi(ポケットWiFi)が向いている人は、以下の条件に当てはまる方です。
- ネット環境を早く整えたい
- 一人暮らしで利用したい方
ネット環境を早く整えたい
モバイルWiFi(ポケットWiFi)は、ネット環境をすぐに整えたい方におすすめです。
光回線の場合は、回線工事が必要になるため利用開始が遅れてしまいます。
申し込みから1カ月ほどかかるので、早急にネット環境を整えたい人には向いていないでしょう。
一方、モバイルWiFi(ポケットWiFi)なら、申し込みから最短翌日に使えるものもあり、スピーディーな利用が可能です。
手軽にWiFi環境を整えたい方は、モバイルWiFi(ポケットWiFi)が向いているといえるでしょう。
一人暮らしで利用したい方
一人暮らしであれば通信量を気にせず、外出先への持ち運びも自由です。
家族がいる場合は、データ容量を分け合う形になるので、通信制限にかかるスピードが速くなります。
また、誰かがモバイルWiFi(ポケットWiFi)を外に持ち出してしまえば、残された人はインターネットを利用できなくなってしまうでしょう。
その点、一人暮らしなら複数人でインターネットを共有しないため、データ容量の圧迫を気にする必要がありません。
また、自宅でのネット利用が少ないなら、外出時に思う存分データ容量を使えます。
モバイルWiFi(ポケットWiFi)で接続すればスマホ代も抑えられるので、一人暮らしで節約したい方にもおすすめです。
固定回線でも代表的な「光回線」とは何なのか
光回線とは、近年主流となっている固定回線です。
光ファイバーと呼ばれる特殊なケーブルを自宅やオフィスに引き込み、インターネットに接続します。
有線接続された屋内から各端末へ電波を送るため、高速かつ安定したデータ通信が可能です。
利用するには工事が必要になり、利用開始までの時間はかかりますが、通信容量の制限がなく安定性に優れている点が特徴といえます。
光回線(固定回線)利用する際のメリット
光回線のメリットは、以下の2つです。
- 高速通信で安定感もある
- 通信データ量制限がない
以下にて、順番に解説させていただきます。
高速通信で安定感が得れる
安定感のある高速通信が可能な点は、光回線のメリットです。
光回線は光ファイバーで有線接続されており、最大1Gbpsの通信速度がでます。
通信速度が速く安定しているため、複数人の同時接続や、大容量データのやり取りでもスムーズな通信が可能です。
モバイルWiFi(ポケットWiFi)と比較してPING値(応答速度)も低いので、高画質な動画視聴やオンラインゲームも快適に行なえるでしょう。
通信データ量に制限がない
光回線のもう一つのメリットとして、通信データ量に制限がない点も挙げられます。
モバイルWiFi(ポケットWiFi)のように通信制限を受けないので、データ容量を気にせずにインターネットを使えるのです。
通信費も利用量に関係なく一定のため、好きなだけネットサーフィンや動画視聴を楽しめるでしょう。
速度制限を気にせずにインターネットを利用できる点は、光回線の大きなメリットです。
光回線(固定回線)利用時のデメリット
光回線のデメリットは、以下の2つです。
- 月額料金が高い
- 利用前に工事が必要
それぞれ、順番に解説させていただきます。
月額利用料金が高額になる
光回線のデメリットは、月額料金が高い点です。
月額料金は5,000~6,000円ほどかかり、モバイルWiFi(ポケットWiFi)より割高になります。
また、利用初めに15,000~40,000円ほどの工事費用がかかるため、インターネットを利用するまでの初期費用も合わせるとかなり高額です。
頻繁に引っ越しを行なう方や、少しでも費用を抑えたい方にはおすすめできません。
利用前には必ず工事が必要
工事が必ず必要になる点も、光回線のデメリットです。
申し込みから利用開始までに、数週間から1~2カ月かかるので、すぐにインターネットを使うことができません。
マンションの場合は工事不要なケースもありますが、一戸建てなら工事が必要になるため覚えておきましょう。
工事期間中もインターネットを使いたい方は、一時的にモバイルWiFi(ポケットWiFi)のレンタルを検討してみてください。
光回線(固定回線)の利用が向いている人
光回線が向いているのは、以下の条件に当てはまる人です。
- 家族で共有の利用を検討中
- 安定した高速通信を求める
- ネットは自宅利用がメイン
家族で共有の利用を検討中
光回線はデータ容量が無制限なため、家族と一緒にインターネットの利用を検討している方におすすめです。
光回線なら容量の使い過ぎや速度制限を気にしなくていいので、複数人で使っても問題ありません。
特に、家族の一人ひとりが複数のデバイスを持っている場合は、データ容量無制限のメリットを最大限に使えるため重宝するでしょう。
安定した高速通信を求める
日常的に高画質で動画を見る方や、オンラインゲームで遊ぶ方にも光回線は最適です。
通信速度や安定性に優れているので、常に安定した環境でインターネットが利用できます。
通信容量を気にする必要がない分、頻繁にゲームや高画質の動画視聴を行なう方に最適といえるでしょう。
モバイルWiFi(ポケットWiFi)にも無制限プランはありますが、「完全無制限」ではありません。
毎月、制限なく利用したい場合には、光回線のほうがおすすめです。
ネットは自宅利用がメイン
外出先でインターネットを使わずに、自宅利用がメインの方は光回線一択です。
自宅なら大容量のデータ通信が可能なので、通信量に制限があるモバイルWiFi(ポケットWiFi)より重宝するでしょう。
工事費や利用開始までの期間を許容できる方は、光回線の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
おすすめの光回線は「NURO (ニューロ)光」
「NURO光」の基本情報 | |
月額料金 | 戸建て:5,217円 マンション:2,090円~2,750円 |
事務手数料 | 戸建て:3,300円 マンション:3,300円 |
工事費 | 戸建て:実質無料 マンション:実質無料 |
キャンペーン内容 | 戸建て ・45,000円キャッシュバック ・工事費実質無料 ・So-net設定サポート1回分無料 マンション |
最大速度 | 戸建て:最大2Gbps ※エリア限定で、最大20Gbps マンション:最大2Gbps |
平均速度 | 下り:394.83Mbps 上り:394.03Mbps |
光回線を導入したい方は、中でも圧倒的な通信速度を誇る「NURO光」がおすすめです。
一般的な光回線の速度が1Gbpsなのに対して、NURO光は2倍の2Gbpsのスピードを発揮します。
一部対象地域では最大10Gbpsも速度がでるので、大量のデータを送受信する際にも安心です。
また、NURO光は30カ月間の継続利用で、工事費用が無料になるキャンペーンも実施しています。
月額料金も比較的リーズナブルなので、高速通信と料金の安い光回線を求めている方は、ご検討ください。
おすすめのモバイルWiFiは話題の「Trip WiFi」
Trip WiFiの基本情報 | ||
月間データ容量 | 1GB・3GB・7GB | |
月額料金 | 1GB:500円 3GB:980円 7GB:1,980円 |
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事務手数料 | なし | |
違約金 | なし | |
通信速度 | 下り:150Mbps 上り:50Mbps |
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キャンペーン内容 | – | |
速度制限 | なし | |
契約期間 | なし |
モバイルWiFi(ポケットWiFi)を検討している方には、通信速度・通信容量・料金3つのバランスが取れた「Trip WiFi」をご紹介します。
Trip WiFiは、基本料金が無料のため、月額料金がかかりません。
日本国内で利用する際は、1GB500円・3GB980円・7GB1,980円と、3つの料金プランから容量を必要な分だけチャージできます。
モバイルWiFi(ポケットWiFi)の自宅利用を検討している方にとって、データ容量超過による通信制限は気になるところでしょう。
しかし、Trip WiFiなら、自分が使用する通信量を常に把握できるので、生活スタイルによってデータ容量を変えられます。
料金が発生するタイミングをコントロールできるため、大容量を使わないライトユーザーの方や、使い勝手の良さを考慮したい方におすすめです。
また、Trip WiFiはクラウドSIMの採用によって、通信エリアを気にせずにインターネットを利用できます。
クラウドSIMとは、利用場所によって回線を自動最適化する次世代型の通信技術です。
クラウドSIMが回線を自動最適化してくれるので、モバイルWiFi(ポケットWiFi)のデメリットでお伝えした、利用場所や通信対応エリアで悩む心配がなくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、モバイルWiFi(ポケットWiFi)と光回線の違いから、それぞれのメリット・デメリットをご紹介させていただきました。
2つの大きな違いには、月額料金・通信容量・工事の有無などが挙げられます。
モバイルWiFi(ポケットWiFi)は月額料金が安く、室内・出先と関係なくインターネットが使える点が魅力です。
工事不要ですぐにインターネットが利用できるため、早急にインターネット環境が必要な方に向いています。
一方、光回線は、安定感のある高速通信が可能です。
データ容量も無制限なため、家族でインターネットを共有したい方におすすめといえるでしょう。
今回の記事を参考に、自分のライフスタイルに最適な回線を選んでいただき、快適なインターネット環境を整えてください。