データ容量を気にせずに、インターネットを楽しめるポケットWiFiの無制限プラン。

外出自粛により、ネット環境の利用が増えた近年では需要が高まっています。

しかし無制限と表記されつつ、月単位で制限がある場合も多く、仕組みがわからない方もいるのではないでしょうか。

実は現在、毎月制限なく利用できる「完全無制限」のポケットWiFiはありません。

そこで今回の記事では、完全無制限プランがなくなった理由から、代わりとなるプランを料金・サービスの比較をしつつご紹介していきます。

記事を最後まで読めば、自分に最適なデータ容量・料金で使えるベストなポケットWiFiを見つけられるでしょう。

是非、参考にしてください。

無制限WiFiって何？2種類のプランをご紹介

無制限WiFiとは、毎月のデータ量を無制限に利用できるWiFiのことを指します。

無制限プランには以下の2種類があるので、それぞれ順番にご説明します。

• 完全無制限プラン
• 実質無制限プラン

完全無制限プラン

完全無制限プランは、月間のデータ容量に制限がないプランです。

インターネットが使い放題なので、普段から長時間の動画視聴やオンラインゲームをする方に向いています。

しかし現在、完全無制限プランのポケットWiFiは、新規受付を停止しています。

完全無制限プランは、2020年2月に入ってからリモートワークや外出自粛による利用者の増加で、大規模な通信障害が発生しました。

また、端末の在庫切れによる発送遅延や、提供会社に総務省の行政指導が入るなど、トラブルが頻発してしまったのです。

対応に追われた各社は、全てのサービスで「完全無制限」プランの新規受付を終了しました。

現在では代わりとして「1カ月〇GBまで」といった、月・日単位でデータ容量を制限するプランが増えています。

実質無制限プラン

実質無制限プランは、「3日で〇GBまで」などの短期制限があるプランです。

月間データ量は無制限ですが、条件によって速度制限がかかる仕組みなのため「実質」無制限となっています。

例として、「3日間10GBまで」のプランでは、3日間で10GB以上のデータ通信を行なうと制限がかかり、通信速度が遅くなります。

月間の制限がない分、日単位で使えるデータ容量が控えめな点が実質無制限プランの特徴です。

大容量プラン

無制限プランの代わりとして、無制限の代わりとなる大容量プランの選択もおすすめです。

大容量プランとは「月間100GBまで」のように、大容量が毎月の上限として決まっているプランのことを指します。

完全無制限プランから大容量プランに移行した会社も多く、上限を超えるまでは速度制限がかからないため人気です。

また、実質無制限プランと違って日単位の通信制限がないので、速度低下を気にせずにWiFiを利用したい方におすすめとなっています。

確認すべきポイントは？無制限WiFiの選び方

無制限WiFiの魅力はデータ容量の大きさですが、サービスを選ぶ際には以下の3つも確認しましょう。

• 通信料金
• 通信速度
• 通信エリア

ご説明するポイントも合わせて、無制限プランのポケットWiFiを選んでみてください。

通信料金

無制限プランの長期間利用を検討しているなら、サービスの実質料金と月額料金の違いを確認しましょう。

基本料金は、公式サイトの「月額料金〇円～」と表記されている部分です。

実質料金は、基本料金に加算・減算される金額も含めた、月々に支払う料金のことを指します。

キャンペーンによる月額割引や、キャッシュバックによって実質料金は変動するため、サービスを選ぶ際は実際に支払う金額を比較しましょう。

また、契約の前に、契約期間と解約方法を確認しておくと安心できます。

ポケットWiFiの契約期間は2〜3年で設定されているケースが多く、期間内に解約すると高額な違約金がかかるので、注意が必要です。

お問い合わせフォームや公式サイトから、サービスの契約期間と解約方法を事前に確認しておきましょう。

通信速度

安いサービスを利用するにしても、通信速度が遅いのでは意味がありません。

通信速度が遅いと、動画視聴やビデオ通話がスムーズにいかないケースも増えてしまいます。

そのため、サービスの選択では、各端末の「実測速度」を確認しましょう。

実測速度とは、その名の通りインターネットのデータ通信で実際に出る速度となります。

公式サイトに記載されている「最大通信速度」は理論上の数値となるので、比較するポイントは実測速度の数値です。

実測速度は口コミや速度評価サイトの「みんなのネット回線速度」から調べられるので、チェックしてみてください。

通信エリア

ポケットWiFiは機種によって対応エリアが決まっており、各回線の通信エリア内でなければ利用することができません。

主要都市付近の対応エリアは、どの機種にも大きな差はないですが、地方によって快適に繋がらない場合もあります。

実質無制限では、WiMAX2+とauの回線が利用でき、大容量プランであればdocomo・au・Softbankの3つから利用可能です。

各回線による提供エリアを、公式サイトで事前に確認しておきましょう。

無制限プランおすすめポケットWiFiはどれ？

実質無制限・大容量プランは、様々な会社がサービス提供を行なっています。

そこで今回は、実質無制限・大容量プランを提供しているサービス5つを調査し、比較してみました。

大容量プラン

大容量プランでおすすめのサービスは、以下の3つです。

• Mugen WiFi
• hi-ho Let’s Wi-Fi
• Chat WiFi

それぞれ順番に、ご説明させていただきます。

Mugen WiFi

Mugen WiFiは、月間100GBまで使える大容量プランを提供しています。

月間100GBまで使える大容量プランで最も安いので、短期間の速度制限が気になる方におすすめです。

100GBの目安は以下の通りで、通常利用であれば十分に活用できます。

契約期間は2年ですが、25カ月目以降は解約金が無料になるので、端末を返却する必要はありません。

初めてのポケットWiFiで利用が不安な方でも、申し込みから30日以内であれば解約違約金を支払わずに試せる、全額返金キャンペーンも実施しているので安心です。

また、別途料金は発生しますが、Mugen WiFiは海外にも対応しています。

そのまま海外にも持ち運べるため、海外出張や旅行の際に重宝するでしょう。

hi-ho Let’s Wi-Fi

月間100GB以上使えるプランは少ないですが、hi-ho Let’s Wi-Fiなら実質210GBまで利用することができます。

1日7GBまで速度制限がかからないため、十分にインターネット利用を満喫できるでしょう。

しかし、hi-ho Let’s Wi-Fiで速度制限にかかった際は、128kbpsの低速状態になってしまいます。

128kbpsで利用できる目安は以下の表となるので、hi-ho Let’s Wi-Fiを契約する際に参考にしてください。

Chat WiFi

200GBの大容量でいつでも解約可能なChat WiFiもおすすめです。

契約期間に縛りがなく、違約金0円でいつでも解約できる点が魅力となっています。

いつ解約するかわからない場合でも、必要な期間だけ利用できるので、柔軟に使えるポケットWiFiです。

料金は多少高いものの月間200GBの超大容量のため、データ容量を気にせずに使いたい方は重宝するでしょう。

実質無制限プラン

実質無制限プランでおすすめのサービスは以下の2つです。

• Broad WiMAX
• GMO とくとく BB WiMAX

それぞれの詳細を順番に、ご説明させていただきます。

Broad WiMAX

Broad WiMAXは、キャンペーンが充実しているポケットWiFiです。

初期費用から端末代、他社からの乗り換えにかかる違約金まで負担してくれるので、手厚いサービスといえるでしょう。

Broad WiMAXは2年目までの月額料金が安く、無制限プランが約3,000円から利用できます。

高速通信が可能となっているので、実質無制限だけでなく、通信速度も気になる方にもおすすめです。

容量だけではなく速度も重視したい方は、月間実質90GBの「Broad WiMAX」を検討してみましょう。

しかし、実質無制限といっても、3日間で10GB以上使うと一時的な速度制限がかかるので、以下の表を参考に契約を検討してみてください。

GMO とくとく BB WiMAX

GMOとくとくBBは、最大31,500円のキャッシュバックを受けられる点が大きな魅力です。

キャッシュバックの有無は実質料金に大きな影響を与えるので、他のサービスよりリーズナブルに利用できます。

また、速度面でも優れているため、お得さと高い機能を併せ持ったサービスといえるでしょう。

安さと容量の良さを併せ持つおすすめのWiFi

ポケットWiFiを契約する際に、料金を安く抑えたい方は多いと思います。

性能はもちろんですが、無制限プランのポケットWiFiを選ぶときは、コストパフォーマンスにも気を使わなければいけません。

実質無制限・大容量プランは100GBや200GBと容量が多い分、価格面もハイコストになりがちです。

また一度契約してしまうと、2～3年の契約期間が発生するので、途中解約には違約金・解約料金のペナルティが発生します。

満期まで使った場合でも、更新月の解約タイミングを逃してしまうと、契約更新とみなされてしまうのです。

長期的な利用を考えていない場合、年単位の契約期間が発生する高額プランはリスクがあるといえるでしょう。

そこで、契約期間がなくデータ容量を自由に決められる、おすすめのポケットWiFi「Trip WiFi」をご紹介します。

業界初のポケットWiFi

TripWiFiは、自分で利用容量をコントロールできる、業界初のポケットWiFiです。

国内であれば、1GB500円・3GB980円・7GB1,980円の3つのプランからGBを購入できます。

基本料金が無料で、使いたい時に必要な分だけデータ容量のチャージが可能なため、無駄なお金をかけずに利用できるのです。

また、容量を使い切った際の自動課金がなく、端末を購入するタイプなので、契約期間や解約手数料もありません。

使用しない時は料金がかからないため、利用頻度に波がある方や、最小限の料金で長期的な利用を考えている方におすすめのポケットWiFiです。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回の記事では、無制限プランの詳細から、プランを選ぶ際のポイントや各サービスを比較についてご説明させていただきました。

実質無制限・大容量プランを利用すれば、データ容量を気にせずにインターネットを楽しめます。

月間100GB・200GBまで使える大容量プランや、月間の制限がなく3日で10GBを使える実質無制限まで、展開されているサービスは様々です。

無制限WiFiを選ぶ際は、料金・通信速度・通信エリアを確認すると、自分に最適なサービスを見つけられるでしょう。

また、安さと容量のいいとこ取りをしたポケットWiFiが欲しい方は、Trip WiFiの利用もおすすめです。

Trip WiFiなら基本料金を払い続ける必要がないので、長期的にお得な料金でインターネットが使えるでしょう。

Trip WiFiの詳細はこちらでも確認できるので、記事を参考に実力を確かめてみてください。